宝石の魅力-宝石の結晶系

宝石、それは美しい自然の造形物。

水晶などのトゲトゲした六角形柱状の物などがイメージしやすいですよね?

ダイヤモンドもルビーもエメラルドもアメジストもそれぞれ独自の結晶系を持っています。

原石のままジュエリーに加工されることもありますが、基本的に多くはそれぞれのポテンシャルを引き上げるようにカット(研磨)されます。

ダイヤモンドは八面体(上下に四角錐を重ね合わせた形)から二つの石をカットして仕上げる”双子ダイヤモンド”が最近話題ですが、

他に六面体、十二面体などもあります。

ルビーは六角柱から一番綺麗で大きく取れるようにカットします。

エメラルドも六角柱から取り出されます。トラピチェエメラルドは六角形の模様が見え、結晶系がわかりやすいです。

 

このように、色々な結晶系のさまざまな宝石がカットされ、枠にセッティングされてジュエリーとなります。

透明で鮮やかな物が「良品」「最高級品」として店頭にならびますが、稀に結晶系が見えるような物も存在します。

それは紛れもなく天然である証拠。自然から産まれた形跡を感じ、唯一無二の美しさを感じる点です。

 

例えば私は、写真のルビーのように、「六角形の結晶からカットされたんだな」とわかるものに、自然の美しさや不思議さを感じます。

ルチルクォーツの中に、六角形の結晶から出てきた事がわかるような金線を見つけるとわくわくしてきます。

 

宝石の楽しみ方は人それぞれです。必ずしも高価なものがいいと感じなければいけない訳ではありません。

各石に魅力があり、個性があり、一点物です。

私はそれらを所有する、身につける事が、古代から人間にとって他には代え難い喜びを感じる事なのだと思っています。

値段や一般的な価値に関係なく、各個人が魅力を感じた石を所有し、楽しむ事が人生の喜びになるように願っています。

 

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