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[コラム]多くのジュエラーが純度100%を使用しない理由。

純粋とは混ぜ物がないこと。

一般的には良いイメージの純度100%ですが、果たしてジュエリー・アクセサリーにも同じ事が言えるのか?

私は違うと考えています。

一般的にジュエリーに使用される素材の純度はシルバーが92.5%、18金が75%、プラチナは90%もしくは85%程度です。100%に足りない分は違う金属を混ぜています。

なぜ混ぜ物をするんだ!

純粋な方が価値が高いじゃないか!

と思う方もいるでしょう。

混ぜ物をする理由の1つに、純度100%のものは硬度が低いため、装飾品としては耐久性に欠けることが挙げられます。

金属の特性と色をキープした上で装飾品として使える硬さまで高めた物が、一般流通してるSILVER925、18金<750>、Pt900です。

  • SILVER925 / 92.5%(銀)
  • 18金<750> / 75%(金)
  • Pt900 / 90%(プラチナ)

これらが、現在では適正な硬さと美しさを兼ね備えた配合なのです。

今後何十年も着け続ける 婚約指輪 結婚指輪 を壊れやすい素材で作って良いはずがないですし、それを純粋=良い物というイメージだけでお客様に勧めるのは親切ではないと考えています。

長年愛され、流通してきた配合の金属は、見た目だけでなく利便性の面から見てもジュエリーの価値を高めてくれます。

私はこのような考えで、お客様から依頼された物は純粋な物で作ることはほとんどありません。長く使って頂きたいという作り手の思いからこの配合を選んでいます。他のジュエラーも同じ理由で、純粋ではない金属を使用しているのです。

もちろん、純度100%で作られた物も良い物です。柔らかく繊細な物だという認識を持った上で、使い方やアイテムを選んでいただくことが大切です。